銀行がどうやって儲けてるか?
って考えたことありますか??
では、考えてみましょう。Thinking Time!
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はい、終了っ!
自分に関係のないことは考えない、
というのはよくありがちです。
この機会に、ちょっと考えてみましょう。
モノを売ってる商売だとわかりやすいですね。
モノを仕入れて、仕入れた金額より高く売る。
その差額が利益です。
例えば・・・
ブックオフで100円の本を仕入れて、メルカリで500円で売る。
差額の400円が利益になる、ってやつです。
じゃあ、モノを売るわけでもないのに、
どうやって儲けているんでしょう?
銀行はお金を扱うことから、お金を使っての商売になります。
じゃあ、どうする?
そう、お金のない人、お金が必要な人に貸せばいい。
お金を貸した利息が収入になります。
・企業が設備投資するとき
・運転資金を自分で用意できないとき
に、銀行がお金を貸すわけです。
その時に、お金を貸すリスクを背負う代わりに、対価を払ってね、と交渉するわけです。
交渉する、といっても、銀行側ではなく、お金を借りたい側のほうですけどね。
では・・・お金を貸すリスクって何?
お金を返してくれない(返せないかも)、というリスクです。
お金がないから、貸してください、と言ってくるわけですから、
お金がないから返せないよー、と言われる可能性はありますよね?
だからこそ、融資の際は返済計画や担保が必要とされるわけです。
・・・だんだん脱線してきたので、
申込や担保のお話はまた他の機会に。
で、話を戻して、借入金の利息というのは、
銀行からの条件提示と借りる側の希望との折り合いで決まります。
仮に年2%としましょうか。
100万円を借りました。1年後に返す金額というと?
100万×2%=2万円
よって、返済金額は 100万+2万=102万円 となります。
まぁ、このあたりは小学生の算数のお話です。
で、銀行の儲けはいくらか? というと、
上記の場合だと、利息の2万円が儲け、になります。
では、銀行はどうやって100万円を用意したのでしょう?
いろんな方法がありますが、
1つは 一般の方々の預金。
給料の入る口座だったり、定期預金だったり。
こういったお金を集めて100万円にしてお貸しするわけです。
個人の感覚としては、
「銀行にお金を預けてる」
ということだと思うのですが、正確には、
「銀行にお金を貸している」
のです。
そう、あなたが銀行に入れてあるお金は、
銀行に「貸している」んですよ!
じゃあ、銀行がお金を貸して利息を取っているんだから、
我々が貸したお金の分、利息くれ!ってなりません??
それが、普通預金であれば 年2回の利息だったり、
定期預金であれば、定期預金の利息、に該当します。
しかも、その利息の利率。微々たるものです。
1%以下ですからね。
定期預金作るだけで、0.1%プラスです!
ってポスターが貼ってあるのをみると・・・
具体的に計算してみましょう。
100万円1年間定期預金しました。利率は0.3%です。
となった時の利息ですが・・・します?
一応しましょうか。
100万円×0.3%=3,000円
0.1%プラス、といっても1,000円ですからね。
ポスターがでかでかと貼ってあったらどう思います?ってことです。
で、銀行の儲けの話。
銀行側は2%で貸して2万円が入ってきます。
一方、我々がお金を定期預金にしたら、銀行側が払うのは3千円。
2万円儲けて、3千円払う。17,000円の差額がでます。
これが銀行の”儲け”になるんです。
この差額(利率の差額)を、利ザヤ と呼びます。
銀行は、利ザヤで儲けてるんです。
小さい金額、だと思ったかもしれませんが、
大企業になれば借りるお金が大きいうえに、
ずっと借りっぱなし、ということもあるのです。
例えば、1億借りて、利息が2%なら・・・ 200万です。
100億なら・・・2億です。
100億ってすごい数字だと思うんですが、
1億借りてる企業が100社あれば100億なんですよ。
利ザヤも積もれば膨大です。
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