日本が該当する「スタグフレーション」とはどんな状況?

  
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世界的にインフレになりつつある世の中ですが、

日本はインフレではなく、かといってデフレでもなく

 

スタグフレーション

 

という状況になりつつあります。

 

スタグフレーションとは何か?

 

スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。

この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語です。

通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となりますが、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがあります。これが、スタグフレーションです。景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状況といえます。わが国では、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていました。 

 (SMBC日興証券HPより抜粋)

 

難しい言葉が並んでいますよね。

 

連日のように「値上げ」の報道を目にしませんか?

サラダ油を値上げするとか、お菓子を値上げするとか、

お店だとスシローが値上げするとか。

 

今までの値段で買えなくなってきたことで、

 

「物価が上がった」

 

と実感できますね。

 

これが、インフレーション(物価上昇 インフレ)という状態です。

 

少し前までは、値段を上げない状況だったので、

デフレーション(物価下落 デフレ)

という状況だったのです。

 

安かろう、の時代です。

 

企業努力で、安かろう を維持してきたものの、さすがに維持できなくなってきてモノの値段を上げざるを得ない状況になってきたわけです。

 

アメリカは、モノの値段が上がったので、給料も上げて生活に困らないようにしていました。物価が1%Upしたら、給料も1%Upしましょう、と。

 

ところが、日本は給料が上がらない。

正確には、給料の上昇率が物価の上昇率に追い付いていないのです。

 

物価が1%あがっても、給料が0.5%しかあがらない、こんな状態です。

 

給料が上がらないのはなぜ?

いろんな原因はあると思います。

国の問題、企業の問題、日本人のマインドの問題等。。

 

一番の問題は、

 

お金の使い方が下手だから

 

ではないか、と思います。

 

アメリカは、小さい頃からしっかり投資という概念を学びます。お金の活かし方、ですね。

資産運用大好き王国。

 

かたや日本人は、汗水働いて稼ぐ、という概念がベースにあります。

貯金大好き王国。

 

お金は天下の回りもの、というように、

貯めることをしていては回りません。

 

お金が回らないため、企業が儲からない。企業は儲からないから、思い切った設備投資や人材への投入をためらってしまう(ある程度の企業内留保に走る)

給料が上がらないわけです。

 

誰のせい、ということではなく、そういう流れになってしまっている、というのが現状ではないでしょうか。

 

そういった状況が、景気停滞を招いており、スタグネーション(景気停滞)となっているのです。

 

そう、これがスタグフレーションな状態なのです。

 

 

 

 

 

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